30代で不動産投資を始めるメリット|注意点やおすすめの商品を解説

2025-6-17 マネー
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資産形成を考えている30代のなかには、不動産投資に興味のある方も多いのではないでしょうか。

30代で不動産投資を始めることには、融資を受けやすくなったりローンの返済計画を立てやすかったりするメリットがあります。

ただし、十分な資金や準備期間を確保しにくい年代でもあるため、資産運用の目的やライフプランを明確にしたうえで自身に合った投資方法であるかを判断することが大切です。

そこで今回は、30代で不動産投資を始めるメリットや注意点を紹介します。

不動産投資を始めるべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

2025-6-17
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30代で不動産投資をするメリット

2025-6-17

30代で不動産投資をするメリットには、以下のようなものがあります。

  • 融資を受けやすい
  • ローンの返済計画を柔軟に決めやすい
  • ライフプランにあわせた設計ができる

それぞれ詳しく紹介します。

融資を受けやすい

30代は20代より勤続年数が長いため、年収が安定している傾向があります。

加えて、40代や50代と比較すると、病気の不安が少なく、ローン返済能力が評価されやすいとされています。

これらの理由から融資を受けやすく、不動産投資をスムーズに始められる年代といえるでしょう。

ローンの返済計画を柔軟に決めやすい

早いタイミングにローンを組むと、返済期間を長めに設定できます。

65歳まで働き続ける予定で、30歳に不動産投資ローンを組めば、本業の収入がある35年間は返済が滞る心配が少ないです。

将来的に年収が増える可能性もあるので、繰り上げ返済を検討することもできます。

30代であれば、若さや将来性からローンの返済計画を柔軟に決められ、無理のない不動産投資がしやすいでしょう。

ライフプランにあわせた設計ができる

30代は子育てやマイホーム購入、老後資産の準備など、今後のライフプランを見据えた資産形成ができる時期です。

不動産投資を早めに始めることで、今後のライフイベントにあわせて「いつまでにいくら必要なのか」「安定収入を得たい時期はいつなのか」といった視点で資産設計ができるでしょう。

たとえば「子どもが高校に進学する15年後に学費の支出が増える」という30歳の場合は、45歳のタイミングにあわせてローンを完済し、その後は家賃収入を学費に充てるといった計画を立てられます。

「定年後、年金に上乗せできる安定収入を得たい」という方は、30代から運用していれば、家賃収入を老後の備えとして活用できるでしょう。

30代で不動産投資をする際の注意点

2025-6-17

30代で不動産投資をする際の注意点は、以下のとおりです。

  • 十分な資金を確保できない場合がある
  • 住宅ローンとの二重ローンが発生する可能性がある
  • 十分な準備をするのが難しい場合がある

一つずつ詳しく紹介します。

十分な資金を確保できない場合がある

ライフイベントが重なりやすい30代は、十分な資金を確保しにくい時期でもあります。

結婚や出産、マイホーム購入などで支出が増加しやすいので、余剰資金で不動産投資を始めることが大切です。

大きな支出が発生する可能性を視野に入れて資金計画を立てましょう。

住宅ローンとの二重ローンが発生する可能性がある

30代で不動産投資を始める場合は、マイホームと投資用物件で二重ローンになる場合があります。

二重ローンになると、返済が滞るリスクが高まるので注意が必要です。

投資用物件のローンを先に組むと、返済比率(年収に対する年間の返済総額)が大きくなることで、住宅ローンの審査に影響が出る恐れがあります。

不動産投資による収入は、安定した収入として認められないケースもあるので、借入額を減らすといった対策が必要になるでしょう。

十分な準備をするのが難しい場合がある

30代は仕事や家庭で忙しく、不動産投資の準備に捻出できる時間に限りがあることが多いです。

不動産投資を始めるには、物件選びや現地調査、金融機関、不動産会社とのやり取りなどの準備が必要です。

また、知識不足では不動産投資で損失を出す恐れがあります。

不動産投資を成功させるためにも、勉強や準備に充てられる十分な時間を確保しましょう。

不動産投資で失敗しないためのポイント

2025-6-17

不動産投資で失敗しないためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 始める前に投資目的とライフプランを明確にする
  • 不動産投資のリスクや基礎知識を学ぶ
  • 余裕をもった資金計画を立てる
  • 信頼できる不動産会社・管理会社を選ぶ

それぞれ詳しく紹介します。

始める前に投資目的とライフプランを明確にする

投資目的とライフプランを明確にすると、不動産投資の方向性が定まり、失敗するリスクが小さくなります。

ライフイベントの多い30代前半は、生活費や教育費を考慮したリスクを抑えた運用が向いている場合が多いです。

30代後半で安定した年収が得られているのであれば、一棟投資で規模拡大を図る方針を検討するのも良いでしょう。

不動産投資のリスクや基礎知識を学ぶ

不動産投資のリスクや基礎知識について理解していないと、失敗する可能性が高まります。

不動産投資には、空室によって家賃収入を得られないリスクや、ローン返済が滞るリスクがあります。

そのようなリスクを抑えるには、安定した利益を得られる需要の高い物件を選ぶことが大切です。

収益が得られる物件を見極めるためにも、書籍や専門家への相談を通して不動産投資の基礎知識を学んでおきましょう。

余裕をもった資金計画を立てる

不動産投資の失敗リスクを抑えるには、余裕をもった資金計画を立てることが大切です。

不動産投資では、ローン返済以外に税金や修繕費などのコストがかかります。

特に30代は、支出の種類や金額の変化があり、私生活でまとまった出費が発生しやすい年代です。

固定資産税や修繕積立金、退去時の清掃費などの支出に備えるためにも、収支のシミュレーションをしておきましょう。

信頼できる不動産会社・管理会社を選ぶ

不動産投資を成功させるには、信頼できる不動産会社・管理会社を選ぶことが大切です。

不動産会社の選択を誤ると、不正や詐欺、運営ミスによるトラブルが発生する恐れがあります。

そのような事態を防ぐためにも、契約前に複数の不動産会社と打ち合わせをし、過去の取引実績や管理体制、費用体系を確認しておきましょう。

加えて、管理会社の審査体制や家賃滞納対策の有無もチェックするのがおすすめです。

30代から始めやすい不動産投資方法

2025-6-17

30代から始めやすい不動産投資には、以下のような方法があります。

  • 区分マンション投資
  • 不動産小口化商品
  • REIT(不動産投資信託)

一つずつ詳しく見ていきましょう。

区分マンション投資

区分マンションとは、マンションを戸単位で購入し、家賃収入を得る不動産投資手法です。

マンションを一棟購入するより、資金を抑えて不動産投資を始められます。

初期投資が少なく済めば、借入額を抑えられることで融資を受けやすくなります。

少額資金で実物不動産に投資したい方におすすめの投資方法です。

不動産小口化商品

不動産小口化商品とは、不動産を小口化し、複数の投資家に分配する商品のことです。

数万円から数百万で購入できるので、初期費用を抑えて不動産投資を始められます。

加えて、プロが選んだ物件に投資できるので、物件選びの知識や経験が少なくても収益性の高い物件に投資しやすい魅力があります。

REIT(不動産投資信託)

REIT(不動産投資信託)とは、投資家から集めた資金で不動産に投資をし、得られた賃料や売却益を投資家に分配する商品です。

投資信託の一種で、株式と同じように証券会社を通じて売買ができます。

少額から投資を始められるだけでなく、流動性(取引の成立しやすさ)が高く、現金化しやすいメリットもあります。

30代からの不動産投資は注意点を知ったうえで始めよう

30代からの不動産投資は、ライフプランにあわせてローンの返済計画や運用方針を決めやすいメリットがあります。

ただし、仕事や家庭が忙しく、不動産投資の準備に充てられる時間を確保しにくかったり、十分な運用資金を準備できなかったりする可能性があるので注意が必要です。

不動産投資を成功させるためにも、投資目的とライフプランを明確にし、基礎知識を学ぶ時間を確保しましょう。

30代から不動産投資を始めることに不安がある方や、自分に合った資産運用方法について知りたい方はお気軽にご相談ください。

監修者:東本 隼之
AFP認定者、2級ファイナンシャルプランニング技能士

2級ファイナンシャル・プランニング技能士・マネーライター|SEO記事を中心に300記事以上の執筆を担当|得意分野:税金、社会保険、資産運用など|ていねいにリサーチして読みやすく、わかりやすい記事を執筆します。

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